メディア掲載
『県内ゆかりの作家盛り上げ続け20年 』~中日新聞
県内ゆかりの作家に無料で会場を貸し出す藤枝市大東町のギャラリー「マルソー」が開廊20周年を迎えた。
訪れた作家に記念としてサインや絵を描いてもらっているスケッチブックは5冊目に。
「アポロンの島」・・・などの作品で知られ、8日に亡くなった地元出身の小説家「小川国夫さん」も たびたび足を運んだことなどでも知られるギャラリー。(藤川大樹)
マルソーは1989(平成元)年3月、住宅リフォーム会社「ホームプラザ大東」の社長・福田克己さんが「地域の人たちに県内作家のすばらしい作品を紹介したい」と事務所の2階にオープン。 会場を借りる人も作品を見る人も無料で、これまでに150人以上が個展を開いてきた。
ギャラリーのスケッチブックには作品以上に個性あふれるものも多い。
例えば、1990年5月にに個展を開いた版画家・伊藤勉黄さんは、居合わせた女性客の口紅を借りてバラをスケッチ。
浜松市の画家・森みき子さんはカラフルなペン画を残している。 小川さんは、2003年4月「においの個展」を見に来た際に「言葉は大切ですよ」と口にしながら、記帳用のフェルトペンで写真にある言葉をしたためた。 同ギャラリーでは現在、20周年記念美術展を開催中。 福田さんは「これからも県内作家の作品を紹介し続け、地域の美術活動を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
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