“暮らし再生”リノベ

テラス部分を室内に取り込み広さを確保した上で、フロアごと必要なスペースが振り分けられた空間構成には、確かな提案力が光る。 雨漏りの補修や新たな外壁の固定などでは、細部に渡り豊富な経験が活かされている。 そしてホームエレベーターの設置によって、末永い便利と安心がもたらされた。 家事室を兼ねた洗面脱衣室や機能的な収納を備えたキッチン奥のパントリーなどにより、 暮らしやすさがグッと高められたことも、満足の理由だ。 設備も間取りも一新! キッチン、居間、和室で構成されていた空間を整理し、23 畳もの広さを誇るLDK と機能性に優れるランドリーコーナーが誕生。 ホワイトとブラウンでまとめ、以前の様子を忘れさせる明るく上品な空間に仕上がった。 外すことのできない鉄骨の柱を利用し、新聞とリモコンの置き場所が用意されている。 壁付けのキッチンから、家族を見渡せる対面式に。 適材適所の収納が用意されたことも、奥さまを喜ばせた理由の1 つ。 造作棚とパントリーが、便利さとともにナチュラル感を添えている。 かつてキッチンだった場所に室内物干しや家事室など多彩な役割をもつ脱衣室と浴室をレイアウト。 左手の窓を開ければ物干し場となるバルコニーで、洗濯の効率も大幅にアップ。 【左】ALC 外壁の上から、ガルバリウム鋼板を重ね張りし、耐候性、耐久性、さらには美観を向上。 劣化したALC の場合、充分な取り付け強度が得られないこともあるが、豊富な経験により固定もしっかり。 【右】2 階玄関。 位置は以前と変わらないが、左手に可動棚を備えたシューズクローク、右手には上着を掛けられるハンガーパイプを設置。 利便性が高められ、玄関回りのスッキリにも貢献する。 かつて浴室と洗面脱衣室だった場所を仕事の事務スペースに転換。 専用のドアが設けられ、従業員は玄関を使わずに出入り可能。1 階には棚や作業台をもつ資材置き場も用意されている。 人が集まる機会が多いK 邸。和室、洋間、廊下が1 つにつながれ、21 畳を超えるフリースペースに生まれ変わった。 右手の壁には絵画や写真を飾れるようピクチャーレールを取り付けてもらった。 1 階と2 階を結ぶ屋内階段をやめ、ホームエレベーターを設置。 LDK と自室の行き来が容易になり、「贅沢かと思いましたが、今はこれがないと生活できません」と笑顔のお母さま。